後悔しない家づくり知識

お庭、あとからで大丈夫?家づくりで一番見落とされる“予算の落とし穴”

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やりたかった暮らしは、どこにいったのか

家を建てる前、
多くの人が思い描く暮らしがあります。

休日に、庭でバーベキューをする。
子どもとプールで遊ぶ。
外でコーヒーを飲みながら、ゆっくり過ごす。

家の中だけでなく、
外で過ごす時間も含めて、
「こんな暮らしがしたい」と考えていたはずです。

それなのに、完成した家を見ると、

庭はまだ手つかず。
外構は最低限。
とりあえず駐車場だけ整っている状態。

そして気づきます。

思い描いていた暮らしが、実現できていない

なぜ庭は“未完成”のままになるのか

これは珍しいことではありません。

むしろ、多くの家づくりで起きています。

理由はシンプルです。

予算の使い方が、最初からズレているから。

家づくりは、建物から考え始めることがほとんどです。

間取りを決めて、
仕様を選んで、
設備を決めていく。

その中で、少しずつ予算が膨らんでいきます。

そして最後に外構の話になったとき、

「もうあまり予算が残っていない」

という状態になる。

「余ったらやる」という考え方の危険性

外構はよく、

・最後に整えればいい
・余裕があればやろう
・とりあえず最低限で

と考えられがちです。

でもこの考え方だと、

最初に思い描いていた暮らしは実現できません。

なぜなら、

外構は“余りでつくるもの”ではなく、
暮らしを成立させるために必要な要素だからです。

予算が足りないと、何を諦めることになるのか

外構に十分な予算が取れないと、

まず削られるのは“暮らしの余白”です。

・庭で過ごす時間
・外とのつながり
・家族で楽しむ空間

理由は単純です。

・外からの視線が気になってくつろげない
・リビングからスムーズに出られず、使いづらい

・外に照明がなく、夕方以降は使えない

そしていつの間にか、

“やらない暮らし”が当たり前になる。

外構がないと、家は未完成になる

もうひとつ重要なことがあります。

それは、

外構が整っていないと、家そのものの完成度も下がるということ。

せっかくこだわったリビングも、
窓の先に何もなければ魅力は半減します。

日当たりはいいのに、視線が気になってカーテンを閉めたまま。

明るいはずの家が、一日中どこか閉じた空間になる。

つまり、

建物だけ整えても、家は完成しない。

最初に予算を決めるという考え方

では、どうすればいいのか。

やるべきことはシンプルです。

最初に「家にかけられる総予算」を明確にすること。

そしてその中で、

・建物にいくら使うのか
・外構にいくら使うのか
・どこに価値を置くのか

を決めていく。

この順番が逆になると、

必ずどこかで無理が出ます。

予算配分で、家の完成度は変わる

同じ予算でも、

すべてを建物に使う家と、
外構まで含めて配分された家では、

完成したときの印象も、
暮らしの質も大きく変わります。

外まで含めて整えられた家は、

・視線が抜ける
・居場所が広がる
・外で過ごす時間が自然に生まれる

つまり、

暮らしそのものが豊かになる。

私たちが大切にしていること

私たちは、建物だけを提案することはしません。

まず最初に、

「あなたが家にかけられる費用」を明確にします。

その上で、

・どこにどれくらい使うべきか
・何を優先するべきか
・どんな暮らしがしたいのか

を一緒に整理し、予算を配分していきます。

建物も、外構も、
すべてを含めて“家づくり”だからです。

最後に

家づくりは、選択の連続です。

でもその選択は、
最初の予算の考え方で大きく変わります。

「外構はあとでいい」ではなく、

最初から含めて考えること。

それだけで、

できることが増え、
諦めることが減り、
完成する家はまったく違うものになります。

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著者情報

BASE編集部

株式会社BASEが運営するメディアチームです。家づくりや暮らしにまつわる情報を、住まいのプロとしての視点で発信しています。取材や記事制作を通して、より多くの方が「自分らしい暮らし」と出会えるよう、実例やヒントをお届けします。

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